日商簿記2級の第133回は合格率が47.6%になります。難易度は「易しい」に分類されます。
第1問は、仕訳の問題です。
第1問
1.荷為替手形の問題
★「8掛けの荷為替を取組み」とは?
売上に80%をかけた額を荷為替手形にしています。
問題分はそこから、16,000円を割引き、残額を当座預金にしています。売上の差額は売掛金で処理します。
2.有価証券の売却の問題
売却する前に同じ銘柄を数回購入している。
700 × @680 = 476,000
800 × @650 = 520,000
500 × @720 = 360,000
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2000株 × X = 1,356,000
X = @678 ・・・・帳簿価額
売却価額と帳簿価額を比較して、売却損益を計算する。
有価証券売却損(益) = (売却価額 – 帳簿価額) × 売却株
3.銀行勘定調整表 見渡しの問題
金庫に保管され、銀行に見渡し状態なので、仕訳の修正が必要になります。
逆仕訳になります。
また、「金庫に保管」と記載があれば、見渡しの問題と思って間違いないでしょう。
4.設立時の株式の発行
「設立」時の発行というところに着目します。
これも定番の問題です。
払込金額のうち会社法で認められている最低額を資本金として処理します。
払込金額の1/2を資本金(純資産)として処理し、残りを資本準備金(純資産)として処理します。
設立に伴う費用は、創立費(費用)として処理します。
5.不渡手形の問題
手形500,000円が不渡りになり、償還請求もされ、当座で払った。
額面の1%が保証債務として計上されていたので、それを取崩して計上します。
不渡手形 XXX / 当座 XXX
保証債務 XXX / 保証債務取崩益 XXX
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