皆さんはなぜ日商簿記を受験しようと決めたのでしょうか。おそらく何かしらメリットがあるからだと思います。
メリットなしに受ける方は、資格マニアの方だとは思いますが、それ以外の人であれば、何十時間もかけて、勉強して、合格すればよいですが、不合格であった場合の時間のもったいないさはいただけません。
簿記を取得することの6つのメリット
簿記を取得し得られるメリットはいくつか挙げられます。
1.企業の経理事務に必要な会計知識が身につく
企業で事務として働く場合、毎日、伝票入力や、売掛金や買掛金の入力などがあります。その場合に、簿記試験で学んだ知識が役に立ちます。
2.財務諸表を読む力
簿記で学ぶ損益計算書や貸借対照表などで構成されているのが財務諸表です。これらには、企業の利益や資産の状態が記載されていますので、企業の成長度や、就職や転職をするさいの選択基準の1つとしておさえることができます。
3.基礎的な経営管理や分析力が身につく
経営管理や分析力が身に着くことで、自分の会社や取引先の会社の経営状況がわかり、また事業計画書を作成する場合に大きく役立ちます。
4.公認会計士や税理士を目指す人の地盤固め
税理士の受験資格に簿記1級が挙げられます。また、公認会計士や税理士を目指す人のステップアップとして、簿記からベースを作る人が多いです。
5.就職/転職活動に有利
企業では簿記の資格取得を奨励しているところもあります。それほど、簿記のニーズは高まっております。事務系のみではなく、他の部署でも経営管理能力が備わっていれば、働くうえでメリットになります。
また、金融系では入社後資格取得は必須のところもありますし、FP(ファイナンシャルプランナー)の取得も必要でしょう。
これらのことより、簿記の資格を取得していることは就職する上でも、資格を取得していない人に比べ有利になるでしょう。
さらに転職の際は、簿記3級以上が必須のところもあります。なので、転職の場合も条件をする上でのメリットがあります。
6.大学の推薦入試に有利
大学の推薦入試で簿記の資格を持っていると有利になる場合もあります。おそらく2級以上だとは思いますが、商業高校以外では中々簿記の取得などは目指しませんから、普通高校の方や工業高校から転籍する場合に、簿記の取得をしておけば、他の人たちより有利になるかもしれません。
年間約60万人が受験されている、日商簿記ですが、皆さんもこのようなメリットを取得するために簿記試験の取得を目指しているのだと思います。
メリットがはっきりすれば、途中で挫折してしまいそうなときでも、がんばれます。
適当に資格試験の勉強をしているのではないのですから、つまづきそうなときは、どんなメリットがあったけな~って思い出してください。
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