日商簿記試験科目の全体像を把握する

試験科目の全体像を把握することはとても重要です。しかし、全体像を把握しないまま勉強を進めてしまっている方も少なくありません。

科目の全体像を把握しないまま勉強を進めてしまう場合、全体を通して終わった後に、繋がりが分からなくなって、結局右往左往してしまうことになります。

 

宇宙

目次を活用しよう!

すべての本に決まってあるのが、目次です。目次は、この本はこういう内容が書かれていますという風に、テーマごとにそれがどのページにあるのか、一目でわかるようになっています。

簿記のテキストや参考書などにも、目次があります。この目次を見ると簿記の学習する範囲が見え、全体像を把握することができます。お手持ちのテキストや参考書の目次を見ると、大分類から中分類、中分類から小分類と枝葉に分かれているのが確認できると思います。

また、今学習しているところがどこの分類に属しているのかなど、すぐに発見することができます。なので、目次を頭の中でイメージできるようになると、今ここを学習していて、ここの分野とも関係してくるのかといった、縦だけでなく、横の繋がりもできてきます。

 

テキストや参考書の最初に記載されている簿記の概要は重要です

また、テキストや参考書の初めの方には、簿記の概要について触れていると思いますが、ここもかなり重要です。簿記試験は簿記の流れをそのまま試験に持ってきています。過去問を見ていただければお分かりかと思います。

なので、簿記の概要のところで、簿記の流れについて簡潔に図を用いて説明しています(用いていない場合もあります)。この図のイメージを頭の中でイメージできるようにしておきます。

そうすれば、簿記3級試験の第2問や第4問は捨ててもいいという考えは起きません。試験中でも流れの中で解くことができます。流れの中で解くことができるので、落ち着いて試験に挑むことができます。

 

全体像を把握することで、簿記についての知識がより一層深まると思います。もし、現在の位置が分からなくなった場合、目次に戻ることをお勧めします。一度全体を見てから、個に戻りましょう。

 

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