直近10回程の日商簿記2級の試験回による合格率と難易度を見ていこうと思います。日商簿記は、合格率が定まっておらず、急激に低い回もあれば、高い回もあります。
受験生の質とかにもよるとは思いますが、やはり合格率の低い回では難しい問題が出題される傾向が高いです。
試験会による合格率と難易度について
第124回合格率:12.4% |
第125回合格率:40.0% |
第126回合格率:21.5% |
第127回合格率:32.4% |
第128回合格率:34.8% |
第129回合格率:44.5% |
第130回合格率:31.5% |
第131回合格率:30.7% |
第132回合格率:22.9% |
第133回合格率:47.6% |
第134回合格率:13.9% |
第135回合格率:22.5% |
第136回合格率:41.6% |
第137回合格率:34.6% |
合格率をグラフ化したものが以下になります。
合格率から見る試験の傾向について
124回と134回の試験が断トツで合格率が低くなっていますが、このような難しい試験の回は、恐らく10回に1回のサイクルで出題しているのではないでしょうか。
また、合格率の低い回の次は合格率を高めになっているようです。これは、試験問題が比較的解きやすい問題になっているのだと思います。逆に、簡単な回の次は合格率が低めになっています。これは試験問題が多少クセがあるということでしょう。
これらから、試験の傾向としては、難しい→易しい→ふつう→難しい→易しい→ といったサイクルになっています。
合格率のバラつきがあるのは、おそらく、年間の合格者の調整を図っているためだと思います。なので、何としても合格したい方は、難しい回の次を狙えば確率的には比較的解きやすい問題の回にあたるはずです。
しかし、油断は禁物です。基本を押さえておかなければ、合格率が高い回だとしても合格することは難しいです。
合格率や難易度などを見てきましたが、これらの傾向を把握しておけば、自分の受験する回がどのくらいの難易度で出題されるかということが予測することができます。これは精神的に優位に立てますので、前回や前々回の合格率は頭に入れておきましょう。
また、予測される難易度と同程度の過去問を解くことで、出題されるであろう問題や文言の複雑さなどを慣れさせておくことができます。
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