日商簿記3級試験の問題構成についてはご存知でしょうか?
試験勉強を進める上で、問題構成を把握しておくことは重要です。問題構成を把握しておけば、勉強中に、ああここは大3問で使う知識だなと目的がはっきりしますので、学習に身が入ります。
それでは問題構成を見ていきましょう。
第1問
第1問は仕分けの問題になっています。5問出題され、1問4点の合計20点です。
有価証券の問題であったり、仮払金の問題であったり、さまざまな仕分けの問題が出題されます。また、これらの仕分けは第2問以降で必ず必要となってくる知識です。
第2問
第2問は補助簿の記入問題です。1問2点の合計8~10点です。受験する試験によって変わります。
売掛金元帳や、商品有高帳、小口現金出納帳などの問題が出題されます。
第3問
第3問は試算表の作成問題です。合計30~32点です。受験する試験によって変わります。
合計試算表や、残高試算表、合計残高試算表などの問題が出題されます。配点が大きいので、ここがクリアできるかが肝になります。仕訳がカギを握ります。
第4問
第4問は伝票や決算仕訳などの問題です。1問2点の合計8~10点です。受験する試験によって変わります。
伝票の問題が出たらラッキーといった気持で取り組みましょう。
第5問
第5問は精算表の問題です。合計30~32点です。受験する試験によって変わります。
精算表の問題は、問題文から完成させるものや、推定する問題などが出題されます。ここも、第3問と同じで、高得点を取るポイントになります。ここを外すと、合格がぐっと遠くなります。
問題構成からみる攻略とは
上記をみると、配点が高いのは、第1問、第3問、第5問になります。なので、これらをほぼノーミスでクリアすることが合格への近道になります。
参考書や簿記を受験してる友人などに聞いたりしますと、まずは、試験が開始したら、この三つから解き始めた方がいいということです。
なぜなら、第3問と第5問は早くても15分以上、かかって1時間以上かかる場合もあります。なので、時間切れになる前に潰しておこうという戦略になります。
自信がある方は、簿記の流れ通り、順番に攻めてもいいと思いますよ。
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