簿記2級から受けたほうがいいのか、3級から受けた方がいいのか、どちらから受験すればいいのか迷っていませんか? 判断基準は、受験者の簿記の知識レベルや状況などから判断しなければならないと思います。
王道はまず3級を受験
簿記についての知識もない、高校や大学でも勉強したことがないような初学者は3級から受験するのが王道でしょう。3級では個人事業主の簿記の流れについて勉強していくことになります。ちなみに2級は株式会社の簿記の流れを勉強していくことになります。
なので、初めに3級で個人事業主の簿記の流れを勉強して、合格したら、2級で株式会社の簿記の流れを勉強することになります。この流れの方が、3級で学んだ知識が2級で活かされるので、2級の勉強がはかどります。また、個人事業主と株式会社の違いについても比較できます。
簿記の知識があり、時間もあるなら2級
高校や大学で簿記の勉強をし、もしくは、会社で経理のお仕事をしている、そして、ある程度時間があるような場合は2級から挑戦してもよいでしょう。しかし、時間も知識もないのに、いきなり2級から受験してもおそらく合格することは難しいでしょう。時間とお金の無駄にもなりかねません。
友人の話では、会社で経理をしていた人は、無勉で2級を合格したということですので、無理ではないということでしょう。
どっちも取りたいなら併願
とりあえず、どっちも取りたいという人は、併願受験ができます。日商簿記試験は、3級と2級を併願することができます。3級は午前中が試験で、2級が午後からの試験になります。長丁場の試験となりますので、集中力が持続するかが合格の肝となるでしょう。
また、簿記初学者の方は、併願は結構きついと思います。とりあえず、どっちも合格したくて、ある程度知識のある方は併願したほうが、次の試験を待つよりかは早いかもしれません。
私は、簿記初学者でしたので、簿記3級試験から受験しました。初学者の方はあまり高望みせず、コツコツやっていった方が合格の近道になります。日商簿記試験は年に3回も受験することができますので、あんまり焦らず、自分のペースで受験しましょう。
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