満点を狙わないこと 完璧主義者にはならないこと

皆さんは資格試験を受けるときは満点合格を目指していますか? 全問正解の満点で合格することはとても素晴らしいことです。最高の達成感が得られると思います。ましてや、学校の試験では順位が発表され、内申にも響きますので、満点を狙う必要があります。

しかし、日商簿記のような資格試験では、合格基準というものが定められていますので、その基準を超えれば合格することができます。

 

講義をしている男性

無理して満点を狙わない

成績上位から合格する試験は別としますが、一定の合格基準が定められており、それをクリアすれば合格できる資格試験の場合は、無理に満点合格を目指さなくても構いません。

日商簿記2、3級試験も、合格基準である7割を超えれば合格することができます。また、合格しても全体の何番目の合格者かという情報は入ってきません。70点で合格しても100点で合格しても結果は同じになります。優劣はありません。同じ合格者になります。

なので、無理して満点を狙わなくてもよいのです。もちろん、100点満点で合格することはとても凄いことです。知識もほぼパーフェクトでしょう。自信を持って大丈夫だと思います。

 

完璧にこだわらないこと

無理して満点を取りに行こうとすると、勉強の範囲はこれで足りるのかなど不安に陥り、完璧にこだわってしまいます。文字通り、完璧主義者に多いのですが、この傾向がある人は、結構なんでも完璧にしないとすまないので失敗することもあります。

しかし、資格試験の場合、ボーダーを超えれば皆、同一で合格者になれますので、知識を完璧に昇華させる必要はありません。もちろん、仕訳が全く思い出せないというのはだめです。

ここでいう完璧にこだわらないというのは、誰も解けないような問題は潔く諦めましょうということです。100人中5人くらいしか解けない問題がたまに出題される場合があるのですが、そのようなマニアックな知識まで取りこぼさず勉強しなくてもいいということです。

時間にかなり余裕のある方で、どうしても100点で合格したい方は、それは完璧に勉強しなければならないでしょう。しかし、普通の受験者であれば、そのようなハニートラップ的な問題は飛ばしていいのです。

それよりも、基本的な知識で解ける問題をいかに取りこぼさないかにかかっています。なので、まずは基本を大事に知識の習得に励むことをお勧めします。

 

みっちり勉強してきた皆さんが、試験で解けそうにない問題に出会ったら、みんなも解けてないだろうと思えるようになれば、下手にパニックに陥らずに、冷静に次の問題に移行することができるでしょう。

満点を狙わず、完璧な勉強をせず、基本をベースとした効率のよい学習を心がけましょう!

 

 

 

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