直近10回程の日商簿記3級の試験回による合格率と難易度を見ていこうと思います。日商簿記は、合格率が定まっておらず、急激に低い回もあれば、高い回もあります。
受験生の質とかにもよるとは思いますが、やはり合格率の低い回では難しい問題が出題される傾向が高いです。
試験会による合格率と難易度について
第124回合格率:18.8% |
第125回合格率:27.9% |
第126回合格率:44.5% |
第127回合格率:30.7% |
第128回合格率:36.6% |
第129回合格率:49.8% |
第130回合格率:49.1% |
第131回合格率:41.1% |
第132回合格率:31.9% |
第133回合格率:39.5% |
第134回合格率:33.9% |
第135回合格率:48.0% |
第136回合格率:40.9% |
第137回合格率:48.0% |
合格率をグラフ化したものが以下になります。
合格率から見る試験の傾向について
124回と125回の2つの合格率が低くなっています。これは121回~123回までが40%オーバーの合格率を叩き出していたので、合格者の調整でしょう。その後安定して30%~40%台をキープしているようです。
本来なら、かなり難しい回や簡単な回を設けてはいけないような気がしますが、難しいところなのでしょうか。
簿記試験の特徴なのでしょうか。合格率の低い回の次は合格率は高めになっているようです。これは、試験問題が比較的解きやすい問題になっているのだと思います。逆に、簡単な回の次は合格率が低めになっています。これは試験問題が多少クセがあるということでしょう。
これらから、試験の傾向としては、易しい→ふつう→易しい→ といったサイクルになっています。
何としても合格したい方は、合格率の低い回の次を狙えば確率的には比較的解きやすい問題の回にあたるはずです。
しかし、油断は禁物です。基本を押さえておかなければ、合格率が高い回だとしても合格することは難しいです。
合格率や難易度などを見てきましたが、これらの傾向を把握しておけば、自分の受験する回がどのくらいの難易度で出題されるかということが予測することができます。これは精神的に優位に立てますので、前回や前々回の合格率は頭に入れておきましょう。
また、予測される難易度と同程度の過去問を解くことで、出題されるであろう問題や文言の複雑さなどを慣れさせておくことができます。
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