日商簿記2級の第128回は合格率が34.8%になります。難易度は「ふつう」に分類されます。
第1問は、仕訳の問題です。
第1問
1.建設仮勘定の問題
工事代金の一部として前払いしている場合の仕訳は以下になります。
建設仮勘定 XXX / 当座など XXX
よって、完成して建物が引き渡されたときには、建設仮勘定を減少させます。また、建物が完成したので、資産として計上します。
2.増資時の株式の発行の問題
株式の増資の場合、申込期間中は株式申込証拠金として、別段預金に預け入れる。
別段預金 XXX / 株式申込証拠金 XXX
次に、払込期日が到来したら、
・株式申込証拠金は資本金へ振り替える
・別段預金は当座預金へ振り替える
最後に、資本金には会社法既定の最低額を組み入れるので、資本金の1/2を資本準備金として処理します。
3.貸倒引当金の問題
4.委託販売の問題
・委託されていた商品を売り渡したので、委託者に対する債務が発生する。売上ではなく、「受託販売勘定」で処理します。
当座 XXX / 受託販売 XXX
・自社商品は、売上勘定で処理します。
当座 XXX / 売上 XXX
・販売すると、15%の手数料が受け取れますので、売上計算書を作成し計上します。
受託販売 XXX / 受取手数料 XXX
5.手形の不渡り、割引手形の問題
割り引いた手形が不渡りとなったときは、手形代金に不渡りに関する諸費用を加算した金額を不渡手形[資産]として処理します。
に分けられます。
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